猫を多頭飼いしていると、1匹で飼うのとは違っていろいろな悩みや問題が出てくると思います。
中でも困ってしまうのは、猫のごはんです。
他の猫のエサを横取りしたり、残ってるエサを食べてしまう食いしん坊な猫ちゃんいたりしませんか?
我が家でも、4匹の猫を飼っていて、猫のごはんの横取りには困っています。
そこで今回は、猫の多頭飼いでのエサ横取り防止を、簡単で役立つとっておきのコツでお悩み解消として、記事をまとめてみました。
それでは、どんなエサ横取り防止方法があるか見ていきましょう。
猫【多頭飼い】でエサの横取り防止方法
猫の多頭飼いのエサの横取りを防止するために、いくつかの方法を以下にまとめてみました。
猫【多頭飼い】エサの横取り防止方法
- エサの場所を離す
- 仕切りでエサの場所を分ける
- エサを食べる時だけケージに入れて隔離
- エサをあげる順番を変える
- 食べ終わるまで見守る
- 食べ終わったらすぐに回収する
- 満腹感が高いエサをあげる
- 全年齢対応のキャットフードに変える
- 個体識別機能付き自動給餌器を使う
家庭環境によっては不向きな方法もありますが、どんな防止方法があるか詳しく見ていきましょう。
1.エサの場所を離す
すぐにできる簡単な方法としては、猫たちのエサのお皿を離れた場所に置いてあげることです。
家の間取りにもよりますが、部屋の四隅や端と端、1階や2階など、同じ場所には置かないようにします。
部屋数の多い家なら、1匹ずつ違う部屋にするのが理想的ですね。
食いしん坊猫ちゃんは、先に自分のエサを食べ終えると、すぐに他の猫のごはんを横取りしてしまうので、エサの場所を離してあげることで、横取りされる可能性が低くなります。
2.仕切りでエサの場所を分ける
もしも、部屋の事情でエサの場所を離すことができない場合や、別々の離れた部屋にエサの場所を分けるのが大変だったり、または面倒な場合の方法。
仕切りなどを使って、猫同士で気にならないようにしてあげたり、他の猫が視界に入らないようにしてあげるのも、横取り防止には効果的です。
エサ横取り防止用の仕切りは、DIYでも簡単に作ることができますよ。
エサ横取り防止対策アイテムDIY編に参考例を載せてあるので、チェックしてみてくださいね。
3.エサを食べる時だけケージに入れて隔離
この方法は、ケージを使用しない飼い主さんには不向きですが、ごはんの時間だけ、ケージに入れて隔離する方法。
それぞれの猫のケージを用意するのが必要ですが、ごはんの時間はケージの中で隔離して食べさせる事もおすすめです。
猫は賢い動物なので、「ごはんの時間=ケージの中」と覚えるので、決まった時間にごはんをあげられるようであれば効果的。
ごはんの場所を離しても横取りされてしまう場合は、隔離する方法は確実です。
ですが、ごはんの時だけ隔離する方法の難点は、家に誰かがいる状態でないと難しいというところです。
日中は留守がちだったり、帰宅が遅くなる場合の家だと無理かもしれません。
4.エサをあげる順番を変える
エサをあげる順番を変えるというのも、エサの横取り防止には役立ちます。
猫によって食べる速さや量もいろいろですよね。
なので、あげる順番や時間を分け、複数の猫が同時に食べ終わるように調整してあげます。
食べるのが遅い猫から先にごはんをあげて、食べるのが早い猫のごはんを後。
食べ終わるのが同じになるようにすれば、横取り防止を防げます。
注意ポイント
先住猫と新入り猫で飼っている場合。
多頭飼いの猫のごはんは、先住猫から順番に用意してあげるということです。
猫の性格にもよりますが、先住猫への配慮と、猫同士の関係をより良くするため。
エサをあげる順番を変えたり時間を変える時には注意が必要になります。
5.食べ終わるまで見守る方法
一番確実な方法は、猫たちがそれぞれ食べ終わるまで見守ってあげること。
猫は賢いので、自分のごはんが食べ終わっても、他の猫のごはんが残っている可能性に気づいて、他の猫の数だけ、別のごはんを食べれることを覚えてしまいます。
とはいえ、なかなか難しいかなとも思うので、他の方法の対策では、難しい猫の場合の最後の方法として、見守ってあげましょう。
6.食べ終わったらすぐに回収する
猫たちがごはんを食べ終わったら、すぐに回収。
食べ残しをそのままにしないのも重要です。
食べ残しをそのままにすると、食いしん坊な猫が全部食べてしまい、さらに肥満になったりします。
ちなみに食事の時間は、食べ始めてからだいたい20分くらいが目安です。
7.満腹度が高いエサをあげる
猫のごはんの種類を変えてみるという方法。
キャットフードには、満腹感を感じやすいものや、ダイエット用のものなど、いろいろなものが売られています。
食いしん坊猫にも食べ過ぎる原因があって、早食いの猫は満腹感が認識できず、たくさん食べてしまうのです。
なので、食いしん坊猫のごはんだけ、低カロリーのものを多めにするのも対策になりますよ。
また、一日の食事回数を増やしてみて、空腹感を感じずらくしてあげるのも対策の一つです。
体調トラブルの早期発見やダイエットに。【Catlog Board】
8.全年齢対応のキャットフードに変える
エサの横取りを防止するのが困難な場合は、全年齢対応のキャットフードに変えるというのもひとつの方法です。
子猫からシニア猫向けの全年齢対応のキャットフードにすれば、栄養バランスが崩れることを防ぐことができます。
また多頭飼いで、年齢がバラバラな猫たちでも安心してエサをあげることができますね。
9.個体識別機能付き自動給餌器を使う
個体識別機能付きの自動給餌器を使うことで、横取りの心配なくごはんをあげることができます。
個体識別機能とは、前もって猫を登録することで、登録した猫だけが、ごはんを食べることができるという仕組みのことです。
猫の体内のマイクロチップか首輪につけたタグで、特定の猫だけを識別して、エサのふたが自動で開閉してくれるという自動給餌器で、「シュアーフィーダー」というのがあります。
食いしん坊猫のエサ横取り防止をすることができ、仕事や外出で家を空けなくてはいけない時などにも、効果を発揮してくれる給餌機です。
また、個体識別機能付きの自動給餌器とは違いますが、カメラ付き自動給餌器というのもあります。
カメラ付き自動給餌器は、いろんな種類がありますが、遠隔操作で手動でごはんをあげることができるものもあります。
食べている猫と食べていない猫の確認をしながらごはんをあげるものいいですね。
仕切りなどと合わせて使えば、エサの横取りによる食べ漏らしも防げそうですよね。
エサ横取り防止のコツ我が家の場合
我が家の猫たちのエサ横取り防止のコツについて。
我が家では、先住猫2匹と新入り保護猫2匹の4匹を飼っています。
4匹になってから、3年ぐらいになりますが、飼い始めの当初は、エサの横取り問題に悩んでいました。
エサ横取り防止にいろいろ取り組んでみましたが、完全にやめさせることは無理でした。
猫それぞれにごはんを食べるペースが違うので、早食い猫は他の猫のエサを食べてしまってました。
エサ横取り防止のコツ我が家の場合
- 先住猫と新入り保護猫のエサの場所を別々の部屋にする
- 先住猫からごはんをあげる
- ごはんの回数を4~5回に増やす
- 全年齢対応のキャットフードに変える
コツも何もないですね、たったこれだけのことしかしてないんですよね。
もともと先住猫は、ちょこちょこ食べる子たちで、どちらかというと新入り保護猫たちが食いしん坊な子たちでした。
野良猫育ちの子たちだから、食べれるご飯は食べれるうちに全部みたいな感じだったのでしょう。
野良猫育ちの新入り猫たちも今では、ごはんに対して執着はあまり感じられず、猫同士でエサをシェアしてるような様子も見られます。
エサを横取りして食べるということもなく、猫たちそれぞれがバランスよく食べてくれています。
ごはんの種類については、先住猫がハイシニア期に入ってきているので、ハイシニア期用のご飯と全年齢対応のキャットフードをあげるようにしていますね。
エサ横取り防止対策アイテムDIY編
猫が横並びでごはんを食べていると簡単に横取りされてしまうので、簡単に横取りできないような対策が必要になります。
猫同士の間に、仕切りや柵を作ったりして、物理的に近づけないようにするのがいいでしょう。
また、猫の顔を囲うようなボックスに、ごはんを入れて食べさせるのも効果的ですよ。
猫のエサ横取り防止対策で、DIYでできるものはないか調べてみました。
猫ちゃんを多頭飼い(4匹)している友人から
「ごはんの取り合いが酷くて困ってる」
と相談されたので、仕切りを作ってみたよ!https://t.co/qdzIDGUcGF
— ネコビュー🐱 (@nekoview) December 9, 2021
上の場合は木の板を重ね合わせて作った仕切りですね。
猫同士の視界を、仕切りを使い区切ってあげることで、同居猫のごはんに気を取られないようにできます。
ごはんの取り合い対策に、一蘭方式を導入しました。 pic.twitter.com/7NwlukNLIv
— 猫は液体 (@jirosan77) June 8, 2023
有名ラーメン店「一蘭」さんの味の集中カウンターの、猫バージョンといったところですね。
おもしろかわいいですが、かなり効果はありそうですね。
猫一蘭いい pic.twitter.com/Kyd8KH6KYC
— patn (@patn_sdvx) October 31, 2022
↑こちらは、もっと簡易的な段ボールで作ったもの、猫たちが遊んですぐに壊してしまいそうですが効果はありそうですね。
こんにちは。
猫さんのごはんの時にそれぞれの仕切りというか個室で食べてもらうのはいかがでしょうか?
「猫 一蘭」で検索しても画像を見られます。https://t.co/ylUyKtFnmQ— かなみ (@kanami1234) September 28, 2022
ダイソーなどの100均で売られているカゴで代用した場合がこちら、猫たちのサイズにもよるけど使えそうですね。
紹介した仕切りは、DIYで簡単に作ることができて、あまりお金もかからないでそろえることができそうですよね。
部屋の事情などで、ごはんの場所を離すことが難しい場合に、猫同士のごはんの横取りを減らす効果的な方法です。
エサ横取り防止のまとめ
猫【多頭飼い】でのエサ横取り防止方法は?簡単で役立つとっておきのコツでお悩み解消!いかがだったでしょうか?
まとめると、
- エサの場所を離す
- 仕切りでエサの場所を分ける
- エサを食べる時だけケージに入れて隔離
- エサをあげる順番を変える
- 食べ終わるまで見守る
- 食べ終わったらすぐに回収する
- 満腹感が高いエサをあげる
- 全年齢対応のキャットフードに変える
- 個体識別機能付き自動給餌器を使う
食いしん坊猫のエサ横取りは、多頭飼いならではの悩みですよね。
猫の多頭飼いでエサを横取り防止するには、ごはんの場所を変えたり、時間を分けることが一番簡単で早くできそうですね。
猫の多頭飼いは大変だけど、この記事が参考になれば嬉しいです。