広島の宮島にある厳島神社は、日本でも有名な神社で、約500社ある厳島神社の総本社です。
美しい景観と歴史的な価値を持つこの場所は、「安芸の宮島」と呼ばれて日本三景の1つとしても知られています。
観光地としても人気の厳島神社は、一度は訪れてみたい場所ですよね。
そこで、厳島神社に行ってみたい!宮島までどう行くの?観光にはどれぐらい時間がかかるの?
そんなあなたへ今回は、厳島神社観光の所要時間やポイントなどを解説しながら、おすすめの楽しい巡り方をご紹介します。
厳島神社を観光する時の参考にしてみてくださいね。
広島の厳島神社とは?
海に浮かぶ大きな赤い鳥居が印象的な厳島神社は、古代から島そのものが信仰の対象になっていた神秘的な島です。
島全体が神の島として崇められていたので、陸地では畏れ多いと潮の満ち引きする場所に社が建てられました。
創建は、推古天皇元年593、佐伯鞍職(さえきくらもと)と伝えられています。
社殿は、災害などで何度か建て替えられ、平清盛が造営した当時の姿を伝えられていると言われています。
厳島神社の魅力
- 大鳥居と水中社殿
- 厳島神社の建築様式
- 美しい風景
- 歴史と文化
- 世界遺産
厳島神社は世界文化遺産だけでなく、国宝・重要文化財にも指定されています。
広島厳島神社の観光所要時間やポイント
ここでは、厳島神社の観光での所要時間とポイントや、宮島への行き方などを解説しています。
ポイント
厳島神社の参拝所要時間は?
サクッと見るなら約30分、ゆっくり観光して、ご朱印をいただいても1時間くらいです。
ですが、満潮・干潮両方の厳島神社を見たいなら、最低でも6時間くらいはみておくといいですよ。
満潮時には海上神殿、干潮時には砂浜の神殿と、どちらも一見の価値ありです。
※秋頃から初冬の満潮時は社殿が海水に浸かってしまう時があり、水位が低くなるまで拝観中止になる場合があります。
広島から厳島神社のある宮島へ行くには?
厳島神社のある宮島へは、フェリーに乗って行きます。
乗り場は宮島旅客ターミナルの宮島口桟橋乗船場です。
フェリーの所要時間は宮島口フェリー乗り場から宮島まで約10分。
フェリーから降りて宮島桟橋から厳島神社までは、徒歩約15分くらいです。
フェリーについての詳細はこちら➡JR西日本宮島フェリー
厳島神社の参拝ルート
厳島神社は朝早くから拝観ができるようになっています。
観光地でもある厳島神社は、平日でも休日でも混雑するので、混雑を避けるなら早朝がおすすめですよ。
厳島神社は、ルートが決まっていて一方通行なので、迷わず参拝することができます。

引用元:厳島神社公式サイト
フェリーから降りて神社へ向かうと、石の大鳥居から御笠浜(みかさのはま)を通り入り口になります。
『厳島神社の参拝ルート』
入口→昇殿受付→客神社→朝座屋→東廻廊→枡形→御本社→高舞台→平舞台→大国神社→長橋天神社→西廻廊→反橋→能舞台→出口
厳島神社の参拝ルート
- 入り口・ここで拝観料を払います。(大人300円)
- 手水・拝観料を払うところにあるので祓います。
- 客神社・最初の拝殿場所、五柱の男性の神様が祀られています。
- 朝座屋・厳島神社の中でトイレがあるのはこの場所だけです。
- 東回廊・丸く石で囲まれた鏡の池があります。(満潮の時は見れません)
- 枡形
- 御本社・ここで参拝、御朱印やおみくじ、御守りなどもここです。
- 高舞台
- 平舞台・火焼前(ひたきさき)ここでみんな写真を撮ったりします。
- 大国神社・大国主命が祀られています。
- 長橋天神社・学問の神様、菅原道真を祀る天神社。
- 西廻廊
- 反橋・用途不明の謎の建造物ですが、重要文化財。
- 能舞台・満潮時には海に浮かんでるように見えます。
- 出口
社殿創建当初、厳島神社は海から参拝したそうです。
参拝したら気づくかもしれませんが、入口よりも出口のほうが立派な感じがすると思います。
それは、昔は現在の出口(西側)が入口だったためです。
【拝観料】 | 【厳島神社拝観時間】 |
大人:¥300(税込) 高校生:¥200(税込) 小中高生:¥100(税込) |
開門:6:30 閉門:17:00~18:30(季節によって異なる) |
厳島神社の参拝観光でのポイント
厳島神社に行く前にポイントを知っておくと、楽しい観光になりますね。
なので、ポイントをいくつかご紹介していきます。
『厳島神社を参拝する前に、2つほど注意があります。』
- なるべく歩きやすい靴で行くこと、回廊は、すき間の空いてる構造になっています。ハイヒールなどは、かかとがすき間に挟まってしまうことがあります。
- 一方通行なので、引き返すことはできません。
『厳島神社は、潮の満ち引きで見られる場所や行ける場所が違ってきます。』
- 潮の満ち引きは、その日によって変わります。(宮島観光協会 年間潮汐・潮見表)
- 満潮干潮は1日に2回、満潮から干潮になるまでが約4~6時間。
- 満潮の時間から3時間くらいで干潮になってくる
- 大鳥居まで歩く場合は完全に潮が引いた干潮時がおすすめ
満潮時に海に浮かぶ厳島神社も神秘的でいいですよね。
干潮時だと、大鳥居まで歩くこともできて、厳島神社内の鏡の池も見られます。
約6時間ごとに潮の干潮を繰り返すので、1日で両方を見ることも可能ですね。
広島厳島神社のおすすめの楽しい巡り方
厳島神社のある宮島の人気シーズンは秋になりますが、秋以外でも四季折々の彩りを楽しめます。
ここでは、厳島神社でおすすめの楽しい巡り方をピックアップしてみました。
厳島(宮島)では、季節のイベントもたくさんあります。
- 大晦日から元旦にかけての鎮火祭
- 2月には牡蠣祭り
- 春は清盛祭り
- 8月は、日本三大船祭りのひとつの管絃祭
- 夏の宮島水中花火大会
- 9月には鎮魂の祭り萬燈会
- 10月には弥山の各神社の秋の大祭
厳島神社の参拝観光はもちろんのこと、宮島は見どころが満載です。
広島厳島神社基本情報
宮島・厳島神社の基本情報を掲載しますね。
詳しい基本情報を知っておけば、現地で慌てることもなく楽しめますよ。
※掲載されている情報については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
名称 | 厳島神社 |
住所 | 広島県廿日市市宮島町1-1 ☎0829-44-2020 |
営業期間 | 1/1~1/5 状況により変更 1/6~2/28・10/15~11/30 6:30~17:30 3/1~10/14 6:30~18:00 12/1~12/31 6:30~17:00 |
料金 | 大人:300円 高校生:200円 小中学生:100円 ※嚴島神社と宝物館の共通割引券は、大人500円、高校生300円 |
アクセス | 電車:JR山陽本線宮島口駅より徒歩5分、宮島口フェリー乗り場から約10分 車:広島岩国道路大野ICまたは廿日市ICより国道2号線経由約10分、宮島口フェリー乗り場から約10分 |
駐車場 | なし |
御祭神 | 天照大神[あまてらすのおおかみ]の子である宗像[むなかた]三女神 市杵島姫命[いちきしまひめのみこと]、田心姫命[たごりひめのみこと]、湍津姫命[たきつひめのみこと] |
ホームページ | 国宝・世界遺産 嚴島神社 |
今回のまとめ
広島厳島神社の観光で所要時間やポイントは?おすすめの楽しい巡り方をご紹介!いかがだったでしょうか?
厳島神社の参拝観光所要時間は、サクッと見るなら約30分。
ゆっくり観光しても1時間くらいで見て回れますよ。
満潮・干潮両方の厳島神社を見るなら、所要時間は6時間くらいになります。
所要時間とポイントをおさえておけば、楽しい厳島神社観光になること間違いなしです。
ぜひ、厳島神社にお出かけしてみてくださいね。