1人暮らしで猫を飼っていると、日中は猫だけでお留守番をさせるという状況がほとんどになりますよね。
では、飲み会が多くて夜遅くなったりしても、ひとりぼっちで留守番する猫は大丈夫なのでしょうか?
そもそも、1人暮らしで猫を飼っていて飲み会に行っても平気なのかな?
今回は、そんな疑問や悩みを解消するために、1人暮らしの猫飼いさんで飲み会が多い人のために、猫と暮らすための対策や日常管理術について取り上げてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事で紹介していること
- 1人暮らしで猫を飼っていても飲み会に行くのは大丈夫なのか
- 飲み会が多くなってしまう時の猫の留守番対策
- 猫は留守番の耐性が強いのか
- 1人暮らしと猫の日常管理術
- 猫の留守番をサポートするお役立ちグッズ
それでは見ていきましょう。
1人暮らしで猫を飼っていて飲み会に行っても大丈夫?
まず、1人暮らしで猫を飼っていても飲み会に行くことは可能だし大丈夫なんです。
なぜかというと、猫は基本的に単独行動を好む動物で、一日のほとんどを寝て過ごす動物だから。
なので、部屋に誰もいない状態でひとりぼっちのお留守番をさせても問題はないです。
月齢5ヶ月以上の健康な猫なら、2泊までであれば家で留守番させても大抵は問題はないので、飲み会に行って帰りが遅くなったとしても大丈夫。
そもそも1人暮らしで猫を飼っていたら、おのずと猫はいつもお留守番ということになりますよね。
ちなみに我が家も1人暮らしではないけれど、日中のほとんどは猫だけでお留守番になる状況なんですよ。
では、長時間外出時の猫のお留守番の工夫や注意点などを具体的にまとめていきましょう。
長時間外出時の猫の留守番の工夫
1人暮らしで飲み会に行ったり、忙しく留守にしがちな人でも大丈夫。
猫を飼うのは工夫と愛情で何とかなるものです。
まず、猫は単独行動を好む生き物なので、ひとりぼっちでも寂しいと感じたりはしません。
ただ、長時間の留守番をさせる場合、猫が愛情不足や運動不足にならないようにしましょう。
上下運動ができる場所を作ってあげたり、帰宅後に遊ぶ時間を長くとったりと、室内環境やお世話の仕方を工夫してあげるといいですよ。
そして、水・トイレ・餌を十分に用意することと、室温に気をつけることです。
長時間外出時の猫の留守番の工夫は?
- 不在時に猫が退屈しないようにキャットタワーなどを設置
- 外の様子を見られるスポットを作ってあげる(窓ぎわ)
- 自動給餌器、自動給水機、自動猫トイレ
- ケージに入れた状態で留守番をさせない(ストレスになる)
- 外出中も猫の様子が見れる見守りカメラ
- 帰宅時の猫とのスキンシップ
- 留守番のご褒美の特別なおやつやお土産
長時間の外出から夜などに帰宅したら、飼い主さんは、猫の気がすむまで遊んであげてください。
猫も夜は飼い主さんと遊べるんだと思えば、ひとりぼっちの留守番も全く問題ないかもしれませんね。
また、いつもとは違う、少し特別なおやつなどをお土産にすると、飼い主が帰ってくることを心待ちにしながらお留守番してくれるようになります。
猫にお留守番をさせる時の注意点
猫にお留守番をさせる時に、猫に入ってほしくない場所や、事故が起こりそうな場所に、侵入防止用の柵や脱走防止用の柵、扉などをセットしておくといいですよ。
また、誤飲・誤食による中毒症状の発症や、窓からの落下事故などを防ぐためにも、猫にとって危険なものは出しっぱなしにしないで引き出しなどにしまい、窓を開けっ放しにしないといった対策を心がけましょう。
猫をお留守番させる時の注意点
- 食事:朝晩1回ずつ、置きエサはしない(肥満や嘔吐の原因)
- 飲み水:1カ所だけじゃなく数か所(出かける前・帰宅後・寝る前に必ず入れ替える)
- 猫トイレ:出かける前・帰宅後・寝る前に必ず掃除
- 室温:熱中症に注意、エアコンは夏はドライ28度・冬は25~26度に設定
- 戸締り:猫が脱走しないようにしっかりとする(防犯対策も兼ねて)
- 誤飲・誤食:猫が飲み込んでしまいそうな物は部屋に置かないで片付ける
- 落下物:下に落下しそうな場所に大きな物や重たい物を置かない、または片付ける
- コンセント:電源は切り、コンセントは抜いておく、また保護チューブなどで対策
- 火の元:元栓を閉めるか、ガスコンロなどは必ずロックしておく
もしもの時の準備は大切
生き物を飼う以上は「もしも…」の時に対応できるよう、予防や対策に全力で取り組むべきです。
正直、ここが一番重要かもしれません。
留守にする時間が長い分、「準備が大切だよ」ということですね。
もしもの時の準備は?
- ペット保険に加入
- 部屋の中を隅々まできれいにする
- 近くの動物病院に慣れさせる
- 夜間診療ができる病院を確認する
- キャットフードは品質にとことんこだわる
- 毎日、愛猫の状態を確認する
- 異変を見つけたら迷わずに病院に行く
- 猫を飼っていることをわかるようにしておく
もしもの時を考えるとたくさんありますが、上記などの対策をしておけば安全かなと思います。
忘れがちな、保険と夜間病院のチェックも確認しておきましょう。
猫は留守番の耐性が強いってホント?
猫は、他のペットに比べると留守番への耐性が高めの動物なので、1人暮らしでも猫は飼いやすいと思います。
理由は、猫の性質とライフスタイルから分かります。
- 1日のほとんどを寝て過ごす
- 基本的に、一人で行動し群れない
- 構われるより、ゆっくりしたい(個体差あり)
猫の平均睡眠時間は一日20時間以上と言われています。
猫は基本的に単独行動を好む動物で、1日のほとんどを寝て過ごすので、昼間、部屋に誰もいない状態であっても、ほぼ寝ているので留守番をしていても対して影響はないと思いますよ。
なので、半日~1日程度であれば、ひとりでお留守番をさせても問題ありません。
ただ、留守番がストレスに感じる猫もいるので、2頭飼いするのもひとつの手です。
また、生後間もない子猫をお留守番させるのは避けましょう。
だいたい生後5ヶ月以上からにしましょう。
1人暮らしと猫の日常管理術
ここでは、1人暮らしと猫の日常管理術について紹介していきますね。
1人暮らしで猫を飼ったら猫がかわいそうだと思う人も世の中にはいます。
また、留守がちで帰りが遅い人が猫を飼うのはかわいそうという意見もあります。
理由としては、お世話はもちろんのこと、飼い主とのコミュニケーションも必要になるからです。
でも大丈夫、1人暮らしであろうが、男性であろうが、家を空ける時間が少しぐらい長くたって、猫と一緒に暮らすことはできるんです。
なので、飲み会に行くことも大丈夫だし、ちゃんと準備をしてあげれば、1泊2日くらいの旅行もできます。
生活リズムは猫ちゃんが決める
基本的に、猫は室内飼育のため、家の中での生活リズムは食事以外は、好きな時に寝て、好きな時に遊びます。
食事以外の生活リズムは、ほとんど猫が決めています。
猫は賢いので、私たち人間の生活リズムをあっという間に把握してしまいます。
飼い主がこういった行動をとった次にはゴハンと覚えてしまうので、その時間になるとニャーニャー鳴いて催促するようになることも。
また、食事のリズムをあまりきっちりと決めないこともおすすめですよ。
朝7時の時もあれば、10時の時もある、時には朝がなくて昼、朝がなくて夜の時など、 このようにひと工夫することで、猫がゴハンを待ち、ずっと鳴いてしまうといったことも避けることができます。
猫のトイレですが、猫はとてもキレイ好きなので1匹なら、トイレを2~3個用意しておくと、留守中の不適切な排泄も避けることができます。
猫と仕事の両立
仕事で帰りが遅くなることが多い人や、休みの日によく出かける人など、猫がひとりぼっちになる時間が多くなってしまうこともあると思います。
猫にお留守番をさせるなら、部屋やトイレをきちんと掃除し、整理整頓、戸締りをしっかりとしておきましょう。
また、猫は寒さと暑さに弱いため、お留守番をさせる場合は、温度管理への配慮も欠かせません。
ペットカメラなどを利用して猫の様子を確認できるようにしておくのもおすすめです。
猫のお留守番をサポートするお役立ちグッズ
いくら猫が留守番向きといっても、しっかり留守中のお世話はしてあげないといけません。
とはいえ、忙しい人だと毎日12時間ほど家を空けないといけない場合もあると思います。
そんな時に活躍してくれるのが、猫のお留守番をサポートするお役立ちグッズです。
ここでは、猫のお世話をラクにしてくれる強い味方をいくつか紹介していきますね。
①自動給餌器(自動エサやり器)
お値段はちょっと高めで13,980円(楽天価格)ですが、1人暮らしで猫を飼っているなら、あったら絶対便利でラク!
急な飲み会や残業になっても、スマホでどこからでもエサをあげることができるので安心。
多彩なカメラ機能付きで声掛けもできるようになっているんですよ。
②自動給水機(自動水飲み器)
お値段は5,980円で、フィルターの交換が必要になるけど、24時間絶えずきれいな水が飲めるようになっているので、毎日水を取り替えなくていいので便利でラク。
1人暮らしで猫を飼っているなら、日常のお世話のことを考えると必須グッズだと思います。
電源コードも噛みちぎり防止のメタルコードになっているので留守中も安心です。
③自動で遊べるおもちゃ
こちらは1,280円、運動不足解消やストレス解消にも、おもちゃがあるといいですね。
なかなか遊んであげられない場合にもおすすめですよ。
④自動猫トイレ&システムトイレ
お値段は53,130円とかなり高めにはなりますが、スマホで管理ができるようになっている自動猫トイレ。
常にトイレがキレイな状態だし、長時間のお留守番の強い味方になります。
値段は5,410円で手頃な価格ですが、全自動ではないので毎日のお世話が必要になります。
トイレのニオイは、やっぱり気になるので、こちらのシステムトイレはだいぶニオイが軽減されるようになっています。
⑤ペット見守りカメラ
値段はかなり高めの31,980円ですが、360度ビュー機能で留守中の猫の様子を見守ることができます。
この辺を揃えるだけで、留守中もかなり安心できるしお世話の負担も減ることでしょう。
自動給餌器・自動猫トイレ・ペット見守りカメラは、値段が高いものから安いものと様々ありますが、10,000円くらい出せばそれなりのものが買えるのでおすすめですよ。
今回のまとめ
「1人暮らしの猫飼いさんで飲み会や残業が多い人の対策は?猫と暮らす日常管理術」いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 1人暮らしの猫飼いさんも、飲み会や残業で留守がちでも猫は大丈夫
- 半日~1日程度であれば、ひとりでお留守番をさせても問題はない
- 長時間のお留守番では、もしも…のときを考える
- 常に人が一緒にいて猫のお世話をしなくても平気
- 猫のお留守番をサポートしてくれるお役立ちグッズを活用
猫は単独行動が得意なので、基本的には誰もいない家に1匹でいても大丈夫と言われています。
1人暮らしの猫飼いさんにも、これから猫を飼おうと考えている人にも、猫ちゃんと幸せに暮らせてもらえたら嬉しいです。